債務整理Q&A
どういう場合、過払い金が戻ってくる可能性が高いですか?
A. 2010年(平成22年)6月に法改正がされる前からキャッシングの取引をしていることがまず必要です。ただ、大手の消費者金融やカード会社は2007年(平成19年)頃には新規契約の貸付利率を下げているので、それ以前から取引をしていると過払い金が発生している可能性が比較的高いといえるでしょう。
なお、取引中の場合は適法利率で引き直し計算をしても残高が減るだけで過払い金として返還請求できるところまでいかない場合もありますが、一方、完済している場合は、過去に少しでもグレーゾーン金利での取引があった場合、その後通常の取引で完済していれば、理論的には、過払い金が発生しています(途中で利息免除での和解をしている場合など特殊なケースを除きます)。ただ、金額が多いのは、やはり、長期間、比較的多い額を、グレーゾーン金利での取引をしていた場合ですので、古くから、多額の取引をしていると、過払い金が多く戻ってくる可能性が高いといえるでしょう。