民事再生で住宅がある場合に登記簿謄本と査定が必要な理由
民事再生で住宅がある場合に登記簿謄本と査定が必要な理由 1.民事再生で住宅を残す手続きについて 民事再生において、住宅資金特別条項が適用できる場合、住宅ローンは支払いつつそれ以外の債務を減額することができます。ここで、住宅ローン以外の債務を一般債権といい、…
多摩中央法律事務所
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民事再生で住宅がある場合に登記簿謄本と査定が必要な理由 1.民事再生で住宅を残す手続きについて 民事再生において、住宅資金特別条項が適用できる場合、住宅ローンは支払いつつそれ以外の債務を減額することができます。ここで、住宅ローン以外の債務を一般債権といい、…
残高がある場合における過払い金のご相談について 1.はじめに 過払い金について、完済してから相談、依頼したほうが良いのかというご質問を受けることがあります。そこで、今日はその疑問にお答えしようと思います。 2.過払い金とは? 過払い金は、払いすぎた利息のこ…
任意整理は5年分割での支払いが難しい場合でも可能か? 1, 任意整理の仕組み 任意整理では、弁護士が代理人として債権者(カード会社等)と交渉して、返済の条件を変更します。ここで、和解後の利息はゼロとして分割で返済する内容とするのが原則です。例えば、ある業者…
相続放棄を弁護士に依頼するメリット 相続放棄とは? 相続放棄は、相続人が家庭裁判所に申述して行います(民法938条)。その効果として、その相続に関しては初めから相続人とならなかったものとみなされます(法939条)。 すなわち、相続放棄をすれば、その相続に関…
自己破産における過払い金の扱い 1.過払い金とは? 過払い金とは、消費者金融やカード会社との取引において払いすぎた利息のことを言います。消費者金融やカード会社とキャッシングの取引をしていた場合において、グレーゾーン金利での取引があった場合には、過払い金が発…
管財事件になった場合の流れ 1.管財事件とは? 破産手続きにおいて管財人が選任される場合を管財事件といいます。これと対比されるのが同時廃止で、同時廃止の場合は管財人は選任されません。 法人の場合はほとんどすべての場合に管財事件となりますが、個人の場合は管財…
民事再生における「清算価値」の基準時 1.清算価値とは? 民事再生(小規模個人再生、給与所得者等再生)における「清算価値」とはどういうものでしょうか? これは、端的に言うと、「仮に破産をした場合に換価される財産の額」ということです。すなわち、民事再生を申し…
過払い金請求で分断計算の論点が重要である理由 1.過払い金の時効はいつから数えるか? 過払い金は10年で時効になるという話を聞いた方も多いと思います。たしかに、(改正前民法の適用になる事案では)過払い金の返還請求に関して、消滅時効が成立する期間は10年なの…
自由財産拡張とは? 1.破産手続きにおける財産の扱いについての原則 破産手続きにおいては、開始決定時点における破産者の財産は原則として破産財団に属するものとして換価の対象となります(破産法34条1項)。すなわち、管財人が破産者の財産をお金に換えて、それを債…
破産手続きをしても保険は残せるか? 1.保険は換価対象となる財産か? 破産手続きは、原則として管財人が資産を換価して債権者に配当することとなっています。すなわち、持ち家、一定額以上の預貯金、一定以上の価値のある自動車などの様々な財産はお金に換えて債権者に配…